【2025年最新】NISA(ニーサ)とは?初心者向けに仕組み・メリット・始め方まで徹底解説!

「NISAってよく聞くけど、実際どんな制度なの?」「投資初心者でも損しないの?」
そんな疑問を持っている方に向けて、本記事では【新NISAの基本からメリット・デメリット、始め方、注意点】まで、初めての方でもわかりやすく解説していきます。2024年からリニューアルされた「新NISA(新しい少額投資非課税制度)」は、これまでより使いやすく、長期的な資産形成に非常に有効な制度です。将来のお金に備えたい人、老後資金をしっかり作りたい人は、今こそNISAの活用を真剣に考えるタイミングです。


1. NISA(ニーサ)とは?

● 基本の定義

NISAとは「少額投資非課税制度(Nippon Individual Savings Account)」の略称で、投資による利益(配当金・譲渡益)が非課税になる制度です。

通常、株や投資信託で利益が出ると、約20.315%の税金がかかります。しかし、NISA口座で得た利益には税金がかかりません。

● NISAの目的

NISAは、国が「自助努力による資産形成」を後押しするために作った制度です。銀行預金では増えにくいお金を、投資によって育てていくことを目的としています。


2. 2024年からの「新NISA」とは?

2024年1月から、NISA制度は大幅にリニューアルされ「新NISA」となりました。

● 新NISAのポイント

項目旧NISA新NISA
年間投資上限額一般NISA:120万円/つみたてNISA:40万円合計360万円(成長投資枠240万円+つみたて枠120万円)
非課税期間一般NISA:5年/つみたてNISA:20年無期限(恒久化)
利用可能期間一般NISA:2023年まで/つみたてNISA:2042年まで制限なし、制度が恒久化
併用一般とつみたては併用不可成長投資枠とつみたて枠の併用が可能

つまり、新NISAでは「つみたて投資」と「成長株投資」の両方を同時に活用でき、さらに非課税期間が無期限に。使いやすさ・柔軟性が格段に上がっています。


3. 新NISAの2つの投資枠とは?

【1】つみたて投資枠(年間120万円)

  • 投資信託・ETFなど「長期・積立・分散」に適した商品が対象
  • 積立投資でドルコスト平均法を活用しやすい
  • 投資初心者に特におすすめ

【2】成長投資枠(年間240万円)

  • 国内外の個別株やREITなど、より自由度の高い商品に投資可能
  • 配当狙い・値上がり益狙いに活用できる
  • 中・上級者向けだが、分散すれば初心者にもOK

この2つの枠を併用すれば、年間最大360万円、累計1,800万円まで非課税で投資できます。


4. NISAを始める5つのメリット

1. 利益がすべて非課税になる

通常20.315%の税金がかかるところ、NISA口座ではすべて非課税。たとえば10万円の利益が出た場合、通常なら2万円以上引かれますが、NISAなら全額受け取れます。

2. 少額から始められる

月100円~など、ごく少額から投資をスタート可能。投資初心者でも安心です。

3. つみたて投資でリスク分散できる

「時間分散」により、価格変動リスクを抑えながら資産形成ができます。長期積立が基本なので、コツコツ型の方に向いています。

4. 自由度が高い(成長投資枠)

個別株やETFも選べるため、高配当株投資や海外株式へのチャレンジも可能。資産運用の幅が広がります。

5. 将来の資産形成に直結

非課税での長期運用は、老後資金や子どもの教育資金など、人生の大きな支出に備える強力な手段になります。


5. NISAのデメリット・注意点

1. 損失が出ても控除できない

通常の口座なら損益通算や繰越控除が使えますが、NISA口座では損失の繰越や控除ができません

2. 投資先の選定は自己責任

元本保証ではありません。値下がりリスクや元本割れの可能性があるため、商品選びは慎重に

3. 一度売却した分の枠は復活しない

たとえば成長投資枠で100万円分を売却しても、年間240万円の枠はそのまま消費済みになります。

4. 金融機関の変更が年単位

一度開設したNISA口座は、翌年まで金融機関の変更ができません。開設時の選定が重要です。


6. NISAの始め方(5ステップで簡単スタート)

ステップ1:証券口座を開設

  • 楽天証券、SBI証券、マネックス証券など、NISA対応のネット証券を選びましょう。
  • 手数料が安く、スマホアプリも使いやすいところがベスト。

ステップ2:NISA口座を申込

  • 証券口座内から「NISA口座申込」の案内に従って申請。
  • マイナンバーや本人確認書類が必要です。

ステップ3:投資枠を選択

  • 初心者は「つみたて投資枠」から始めるのがおすすめ。
  • 成長投資枠も合わせて活用したい方は商品分散を意識。

ステップ4:投資商品を選定

  • つみたてNISA対象の投資信託は、金融庁が厳選した信頼性ある商品。
  • 成長投資枠では高配当株やETFなどを慎重に選びましょう。

ステップ5:積立額や購入方法を設定

  • 自動積立設定が便利。月々1万円~など無理のない範囲でスタート。
  • 定期的に運用状況をチェックしてリバランスも検討。

7. NISAに向いている人・活用シーン

● 向いている人

  • 将来の資産形成に備えたい人
  • 銀行預金に不満を感じている人
  • 投資初心者だがリスクを抑えて始めたい人
  • 退職後の資金づくりを考えている人

● 活用シーン

  • 子どもの教育資金や住宅資金の準備
  • 退職金に加えて第二の資産を構築
  • 副収入として配当を狙う

8. 他の制度との比較:NISA vs iDeCo

比較項目NISAiDeCo
非課税の対象運用益が非課税運用益+所得控除
引き出しいつでも可能原則60歳以降まで不可
投資対象株式・投信・ETF等投信中心(証券会社による)
メリット流動性高く自由度が高い節税効果が大きい
デメリット節税効果は限定的資金拘束が長い

ポイント: iDeCoは「老後資金専用」、NISAは「いつでも使える資産形成ツール」として棲み分けができます。両方併用も可能です。


9. おすすめの証券会社3選(2025年版)

証券会社特徴つみたて設定スマホアプリ
楽天証券楽天ポイントで投資可能
SBI証券口座数国内No.1、Tポイント対応
マネックス証券米国株も充実

迷ったら楽天証券orSBI証券が定番。ポイント投資などもあり、お得に始められます。


10. まとめ:NISAで資産形成をスタートしよう!

NISAは、「お金を貯める」から「お金を育てる」時代への大きな一歩。特に2024年からの新制度では、

  • 年間360万円の非課税枠
  • 生涯で1,800万円まで非課税
  • 投資の自由度も大幅アップ

という大きなメリットがあります。

投資は「怖い」「難しそう」と思われがちですが、少額から積立できるNISAなら、誰でも気軽にスタートできます。まずは証券口座を開設して、つみたてNISAから始めてみましょう。

“お金が働く仕組み”を手に入れた人から、未来が変わる。
今日が、あなたの資産形成の第一歩になることを願っています。